いまさらフィルムカメラ?
どうもどうも毎週恒例のお時間がやってきました。笑
とはいっても土曜日の予定でしたが今週は土曜日にバイトが入っているため、
本日ブログを書こうと思ったまでです。
今日のタイトルはいまさらフィルムカメラ?ということで僕の個人論ではありますが、
フィルムカメラに対する思いを綴っていきます。
昨今のカメラ事情と言えばフルサイズミラーレス、画質、このレンズがすごい・・・etc
と、高機能盛りだくさんのカメラが出現しましたね。(正直あんまりわかってない)
今ではスマートフォンのカメラも一昔前のコンパクトデジタルカメラよりも画質がいいなどと言われ、各メーカーによる企業努力によりどんな人でも簡単に、早く、手軽に写真が撮れるようになりました。
もはや昔は写真なんてうまい人がやるもんだと思われていましたが写真向けのSNSが普及しているように老若男女問わずの一大コンテンツにもなりましたよね。
これはデジタルにすることにより写真が管理しやすく、なおかつ現像も加工も共有もしやすくなった功績とも言えますね。
ですがいまさらフィルムなんて、その場でデータ確認することもできないし、現像するにはお金もかかる。
さらに別途プリント代やデータ化をするためにCDを焼くにも手間がかかるし、なおかつフィルム代が高い!!!ほんとに高いなあなんて思います笑
写真をやっている方でまずぶち当たる壁がお金ですよね。ほんとこれに付きますよね。
毎回ぶち当たります。
なんかこんなこと書いているとあれ?フィルムカメラなんていいとこ全くないじゃん。
って思いますよね笑
実際僕もデジタルカメラは持っていますし、その場でデータ確認をするためと、後は昔のカメラは適正な明るさを測り写真に均一な光の量を取り込むために露出計が付いてるのですが実はこれが結構微妙で、合ってると思うとオーバーだったり、アンダーだったりして結構ミスがあったりします。(それが案外よかったりするのですが・・・)
ですから今のカメラは露出計が正確なものが多いので、その場で露出計代わりにするということでデジタルも持っていったりしています。
これだけ言ってしまうともうフィルムカメラフォローできないわ。。。。なんて思いますがここからが本題です。
まず今のカメラがあるのは間違いなくフィルムカメラがあったおかげです。
まさにカメラの原点です。フィルムカメラがなければこの一大コンテンツもありませんでした。
どういうことかと言いますと何事も原点というのは不便なこと多きものですよね。
それが肉付けされて便利になっていくのですから当然です。ですが不便であることによって得られることもあると思います。
まず、絞りとシャッタースピードの感覚がつかめる。
シャッタースピードはもはや言うまでもありませんが絞りはフィルムの感光部分に取り込む光の量を調節する門のようなものですね。
この門をどれだけ開け閉めするかによって写真の色が決まります。
そしてシャッタースピード(以下SS)。要はシャッターを切る速度ですが絞りと密接な関係があります。
もはやこの手のことは探せばものすごい量の情報がありますので省略します。
今ではこの手の操作はカメラがすべてやってくれますがカメラの原点はそうはいきません、全部自分で調節します。
その日の天候や撮る場所によってSSや絞りを変えないといけません。
ですがこれって大きな強みになると思うんです。
日々フィルムカメラで写真を撮っていくうちに、自分の好みの設定が見つかるということです。
そして慣れていくと何となくではありますが適正な露出がわかってくると思うんです。
なぜ思うんですと書いたのかと言うとひとりひとりの好み(適正)があるからです。
僕も撮ってるうちに自分好みの設定がわかってきて、最初がオーバーやアンダーだったものがだんだんと適正に近付いてきました。
え、デジタルで一発じゃんそんなことって思うかもしれません。
でもフィルムでじっくり自分の写真と向き合える時間ってとても楽しいですし、なにより写真の本質もつかめてきますよね。
次に写真の意識が変わります。
デジタルで写真ってホント簡単です。設定して構図決めて構えてシャッター切る。
ほとんどカメラがやってくれますし、なおかつ撮れる枚数がフィルムの何十倍の枚数が撮れます。
最高ですよね。まさに夢の機械。
でもそれって写真として考えるとたまに???ってなるんです。なんだか写真を量産している気分に陥ります。
フィルムの場合はそうはいきません。撮れる枚数がたったの36枚。
これで最高枚数です。これ以上はありません。
36枚です。デジカメだったら連写してればあっという間ですよねこんな枚数。
だとどうする・・・1日24時間のうち36枚・・・・
って考えるとだれでもその枚数を大切に扱おうとするはずです。
それに写真を撮るにはピントも自分で合わせなければならないので写真を撮る
という行為にかなりの集中力を要します。
ですから撮った景色は自分にとって特別なものなるし、ネガを捨てない限り一生消えることはありません。
少ない枚数で写真を撮るからこそ構図選びが重要なんだって自然に身に付きますよね。
そして本当に思うのは、失敗してもいいんだ。ということも学べるということです。
この写真を見てください。
この写真は解放絞りで撮り、かなりぼかしました。
真ん中にある光のリング・・・そう、デジタルではなかなか厄介だったりするフレアゴーストです。
光が多すぎて反射してしまい光の線が写ってしまいました。
これは自信ある作品だったりすると本当にショックだったりします。。。
ですがフィルムで撮ってみるとどうですか??
自分の作品というのもありますのでひいき目に聞こえるかもしれませんが、なんだか幻想的ではありませんか?
ちょうどコスモスの外側を描いてくれたというのありますがこのような失敗も大いに受け止めてくれるというのもフィルムの魅力だと思うんです。
この写真は僕の地元というのもありかなり好きな写真なのですがもうもろ写ってますよね笑
でも好きなんです。この味が・・・
題名は古き良き灯火・・・などとつけましょうか笑
もはや失敗してもいいんだなんて人生観にかかわることだと思います。
何度もやり直せない、しかも一回撮ったら本当に二度と同じようなものが撮れないということに学べることがたくさんあると思うんです。
実際何回も失敗しました。多分これからも失敗することたくさんあると思います。
でも成功ばかりだとその時点で終わってしまうのではないかと。
失敗があるからこそいい写真を撮りたい。だなんて思うんですよね。
だからこそ永遠に続けられる。そんな写真って本当に素敵だと思いませんか?
・・・・とまあ正直かききれないのですがこれじゃあ読んでくださる方も疲れさせてしまいますので切り上げさせていただきます笑
いろいろ不便なことも多いです実際。でもその不便なもので楽しさを発見することができればどんなものでも楽しさを見いだせるようになるんじゃないかなー・・なんて思います。
もちろんデジタルは素晴らしいです。最高ですよ。
ですがいったん原点に戻って大切日々の記憶を切り取るのもすごいいいですよ!!
このブログを見たとかじゃなくどんな媒体でもかまいません。
何かがきっかけでフィルムカメラを手にしてくださる方がいるのであれば本当にうれしいです。
長くなりましたがここまで読んでくださってありがとうございました!
ではまた来週!!